大阪府堺市美原区多治井にある満徳寺は、真言宗のお寺として長い 歴史があります。そのいわれは今から約1200年前にもさかのぼります。 当時、この地には宗祖弘法大師 「空海」 様により直接開創されました 医王山徳泉寺という大寺がありました。徳泉寺は長い歴史の中で興廃 や規模を縮小しながらも、昭和の初期まで現在していましたが、火災に よりその姿を失いました。満徳寺は室町期に 「徳恵僧正」 が、徳泉寺に あった 「大日如来」 を本尊として建立された特に縁の深いお寺です。 以来、地元の人々の厚い信仰を得て現在に至ります。 ◆場所の秘密 最も重要な関係とは? 古代の日本国の姿から 近畿地区の東西南北を考えられた場所 東方には 伊勢神宮 西方には 仁徳天皇陵 南方には 高野山 北方には 京都御所 真上には 太陽が通る太陽大道 これらが集まる中心に建立されました。 また、本尊様が金剛界大日如来とする事から本堂が真東を向くように なっています。